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■上原多香子さん、TAKAHIROさん、峯岸みなみさんらが肝炎イベントに参加

平成27年7月23日、上原多香子さん、TAKAHIROさん、峯岸みなみさんらが採血検査を体験したとの記事がありました。

B型肝炎に感染する経路は色々ありますが、昭和23年から昭和63年までに行われた集団予防接種において、注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに感染することがありました。
満7歳までにB型肝炎ウイルスに感染すると持続感染化し、原則として一生ウイルスが体の中に入った状態で生活するしかありません。昭和16年~昭和63年生まれの方は、集団予防接種によってB型肝炎ウイルスが持続感染化している可能性がありまます。

採血検査の結果、①6か月以上の間隔をあけた連続した2時点において、HBs抗原陽性又はHBV-DNA陽性又はHBe抗原陽性であるか、②1時点でもHBc抗体陽性(高力価)であると、その方はB型肝炎ウイルスに持続感染していることになります。
その場合、現在、症状がない無症候性キャリアの場合でも、その後、慢性肝炎肝硬変肝がんと進行し、死に至ることもあります。

国内のB型肝炎ウイルスの持続感染者は、110~140万人存在すると推計されており、このうち、集団予防接種等により持続感染した方は40万人以上といわれています。

集団予防接種等によってB型肝炎ウイルスに感染した患者に対し、国が給付金を支払う制度があります。
病態(病気の種類)に応じて給付金の額は異なりますが、最大で3600万円支払われます(弁護士費用も一部国が肩代わりします)。
B型肝炎訴訟という訴訟を起こして国と和解しないと給付金を受け取れない仕組みになっています。
しかし、B型肝炎訴訟は、専門的で知識がないと難しい訴訟です(この記事に出てくる用語の違いが理解できない場合、専門家に任せることをお勧めします)。

私は、訟務検事時代、国の担当者として多くの訴訟に関与しました。
B型肝炎になると差別されたりして大変ご苦労をなさっている姿もたくさんみました。
そこで、現在は、弁護士として、そのような方々に正当に給付金が支払われるような取組を行っています。
関心を持たれた方は、B型肝炎訴訟相談室までお問い合わせください。

※ なお、給付金はB型肝炎が原因で亡くなった方の相続人の方も受け取れます。

■『紛争解決学』(廣田尚久)

紛争解決学
この本は、面白いです。
学部時代に購入し、以来、たまに、つまみ食いするように読んでいます。
法科大学院の時、棚瀬孝雄教授「現代司法論」という科目でも、参考文献となっていました。

【ピックアップ1】
不法行為は人格の崩壊を招く。事故が起こった直後に大きな波が来て、解決のときにもうひとつの大きな波がくる。被害者が加害者に誠意を要求するのは、自分の人格の崩壊を支えてほしいからである。

【ピックアップ2】
夫からの離婚相談。理由は、妻のワキガが原因だそう。
事務所に妻を呼ぶが、どうもワキガではなさそうだ。
そのことを夫に話しても、夫は妻のワキガが臭いといって譲らない。
そのとき、筆者は次のように思った。
「妻は、一人っ子で、父親と死別後は母親一人に育てられたから、男という“動物”を知らない。そこで、結婚後、夫がおならをしたりするのが理解できず、無意識のうちに拒否していた。それが夫に移って、夫はワキガが臭いなどと言い出したのではないか?」
そこで、筆者は、妻に対して、頭の中の男性像を現実の男性の姿に置き換え、夫の行動を認める努力をしてみてはどうかとアドバイスした。夫にもそのことを話した。
2ヵ月後、夫婦そろって、事務所に来た。
「ワキガはまだ臭いですか?」
「いえ,もう匂いません。」
心理学的に見て正解かどうか分からないが、紛争は解決した。

紛争の正体を分析して理論化し、紛争解決規範の掌握を目指して、レベルを保ったまま、エピソードを交えながら分かり易く記述された良書であると思います。

■木村・東谷法律事務所

初めまして。弁護士の木村智博です。
このたび、公務員生活を終え、独立開業することになりました。

平成20年に弁護士登録をし、地元の埼玉で弁護士となりました。
勤務弁護士として約3年3か月勤めたのち、平成24年3月から消費者庁表示対策課課長補佐となり、平成25年4月から2年間、東京法務局訟務部部付(訟務検事)をやりました。
そして、平成27年4月1日から、さいたま市浦和区にて、「木村・東谷法律事務所」を開設しました。
ビル全景

相談室2

相談室2


消費者庁時代は、企画担当補佐として、いわゆる「コンプガチャ」問題の担当官、また、消費税転嫁対策特別措置法の立法担当官などをさせていただきました。
訟務検事時代は、主に、国税事件、出入国管理事件、年金訴訟、労災訴訟、特許訴訟、国家賠償訴訟、B型肝炎訴訟などを担当しました。

独立するに当たっては、依頼者の権利を適切に保護するため、紛争の実態を裁判所に正確に伝えることを心掛け、さらに、個別の訴訟での解決が困難な問題については、行政に働きかけ、行政的解決を促すような取組もしてゆきたいと思っています。

本ブログでは、上記の取組に関連して、個人的に関心を持ったテーマについて、読者の皆様のお役に立てるような記事を配信してゆきたいと考えています。

なお、法科大学院時代に書いていた旧ブログ『司法試験と法科大学院』も見ていただけるとうれしいです。
弁護士 木村智博のブログへようこそ!!

弁護士 木村智博

Author:弁護士 木村智博
【コンセプト】
 埼玉県さいたま市浦和区の弁護士木村智博が、B型肝炎訴訟、消費者保護法その他の法律問題及び個人的な趣味などを発信するブログ。

【経歴】
2008 弁護士登録
2012 消費者庁表示対策課
(課長補佐)
2013 東京法務局訟務部付
(訟務検事)
2015 木村・東谷法律事務所

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