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■『紛争解決学』(廣田尚久)

紛争解決学
この本は、面白いです。
学部時代に購入し、以来、たまに、つまみ食いするように読んでいます。
法科大学院の時、棚瀬孝雄教授「現代司法論」という科目でも、参考文献となっていました。

【ピックアップ1】
不法行為は人格の崩壊を招く。事故が起こった直後に大きな波が来て、解決のときにもうひとつの大きな波がくる。被害者が加害者に誠意を要求するのは、自分の人格の崩壊を支えてほしいからである。

【ピックアップ2】
夫からの離婚相談。理由は、妻のワキガが原因だそう。
事務所に妻を呼ぶが、どうもワキガではなさそうだ。
そのことを夫に話しても、夫は妻のワキガが臭いといって譲らない。
そのとき、筆者は次のように思った。
「妻は、一人っ子で、父親と死別後は母親一人に育てられたから、男という“動物”を知らない。そこで、結婚後、夫がおならをしたりするのが理解できず、無意識のうちに拒否していた。それが夫に移って、夫はワキガが臭いなどと言い出したのではないか?」
そこで、筆者は、妻に対して、頭の中の男性像を現実の男性の姿に置き換え、夫の行動を認める努力をしてみてはどうかとアドバイスした。夫にもそのことを話した。
2ヵ月後、夫婦そろって、事務所に来た。
「ワキガはまだ臭いですか?」
「いえ,もう匂いません。」
心理学的に見て正解かどうか分からないが、紛争は解決した。

紛争の正体を分析して理論化し、紛争解決規範の掌握を目指して、レベルを保ったまま、エピソードを交えながら分かり易く記述された良書であると思います。
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弁護士 木村智博

Author:弁護士 木村智博
【コンセプト】
 埼玉県さいたま市浦和区の弁護士木村智博が、B型肝炎訴訟、消費者保護法その他の法律問題及び個人的な趣味などを発信するブログ。

【経歴】
2008 弁護士登録
2012 消費者庁表示対策課
(課長補佐)
2013 東京法務局訟務部付
(訟務検事)
2015 木村・東谷法律事務所

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